第9回かつしか花いっぱいの花壇コンクール
第9回かつしか花いっぱいの花壇コンクール入賞花壇が決定しました。
令和7年2月に募集を行い、19の花壇にご応募いただいた「第9回かつしか花いっぱいの花壇コンクール」について、審査の結果、入賞花壇が決まりましたので、お知らせいたします。
入選花壇は、花いっぱいレポーターによる2回(6/2・6/16)の現地調査及び各応募団体からのレポートに基づき、かつしか花いっぱいのまちづくり推進協議会役員などによる審査準備会(6/26事前審査)、審査会(6/28・現地審査)で決定しました。
入選花壇は、以下のとおりです。お近くにおいでの際は、ぜひお立ち寄り下さい。
皆様のさらなるご応募お待ちしております。
(花壇の写真は、審査会時に事務局で撮影したものです。現在の状況ではありません。)
総評
第9回目の開催となった「かつしか花いっぱいの花壇コンクール」には、19花壇がエントリーされ、10の入賞花壇が決定しました。エントリー花壇の内訳としては、前回から引き続きエントリーされた花壇が14か所、復活エントリーされた花壇が1か所となっております。さらに、4か所の花壇が新しくエントリーされました。
約1か月にわたる審査期間により、まちを花や緑で常に彩り、心和ませ、憩いの時を享受し、人々が笑顔で集う花壇を賞するため、「地域との調和」「花壇デザイン」「花壇管理の状態」「草花の生育状況」の4つの審査視点に審査項目を5つ設け、5段階評価として慎重に審査を行いました。
審査は、エントリーされたみなさんからのレポートと花いっぱいレポーターの調査書を資料とした審査準備会を経て、審査会では17の花壇を審査員が見て回り、審査準備会資料と総合的に勘案し評価いたしました。
今回エントリーされた花壇も前回と同様、地域に開放され、そこを行き交う方、集う方に良好な空間を提供されており、街中の貴重なやすらぎのスポットとなっていました。
それぞれの花壇を見た審査員から、「1回目の開催からどの花壇も確実にレベルアップしていて見ごたえがある」、「気温が高く花の手入れが大変な中で、どれも素晴らしい花壇」という意見が出されました。
また、新たにエントリーされた団体が優秀賞を受賞されるなど、区全体で花いっぱいのまちづくり活動がより進んでいることを感じられました。

東京都立農産高等学校正門花壇
東京都立農産高等学校 園芸デザイン科 有志団体は、第3回からエントリーされています。第3回、第4回に「奨励賞(優秀賞)」、第6回に「かつしか花いっぱいのまちづくり推進協議会会長賞」、第5回、第7回、第8回に「葛飾区長賞」を受賞され、今回4度目(3回連続)の「葛飾区長賞」に輝きました。
東京都立農産高等学校 園芸デザイン科では草花の授業を実施しています。今回受賞した花壇に加えて都庁にある都民広場の花壇製作も行っています。また、寄せ植えや販売品の製作など花苗の栽培だけではなく、活用まで幅広く学習しています。普段学習している成果を余すところなく花壇に表現されました。
今回、花壇デザインのテーマを「~生活に溶け込む、豊かな恵みの庭~」として、仕上げられました。花だけではなく野菜も植えられており、「家庭菜園」という日々の暮らしに深く根差した要素を融合されていました。
審査員からは「お花の種類が多く、野菜もあって、花壇が立体的に感じられる点が良い。」との意見がありました。
評価点は、すべての項目で高得点でしたが、「花や葉の色調や植物の特性を活かした配置が巧みで、花壇デザインのテーマが表現されている」、「花がらや雑草の処理、清掃が行き届くとともに、花壇の基盤や表示物が適切に管理されている」が高得点で、「葛飾区長賞」の受賞となりました。
さらに今回の受賞で「葛飾区長賞」及び「かつしか花いっぱいのまちづくり推進協議会会長賞」を合わせて5回受賞され「殿堂入り花壇」となりました。本当におめでとうございます。
西亀有1-28-1・東京都立農産高等学校園芸デザイン科 有志団体

フラワーロード一之台
一之台中学校bloom flowersは、第5回からエントリーされています。第5回に「特別賞」、第7回に「優秀賞」、第8回に「かつしか花いっぱいのまちづくり推進協議会会長賞」を初受賞。今回2年連続で「かつしか花いっぱいのまちづくり推進協議会会長賞」の受賞となりました
一之台中学校の園芸部が中心となり、生徒ボランティアと共同管理をして地域の方々とも交流しながら活動しています。東京都立農産高等学校園芸デザイン科の生徒さんと交流を図るなど活動の輪を広げています。登下校時や地域の方々の和みとなる花壇を目指していらっしゃいます。
今回、花壇デザインのテーマを「立体感と色彩の豊かさ」として仕上げられました。背の低いペチュニアを手前に配置することで立体感を演出しています。
審査員からは、「お花それぞれの個性が感じられ、のぼり旗や看板ともマッチしていて良い」、などの意見がありました。
評価点は、特に「周辺の景色と調和している」が高得点で、2年連続で「かつしか花いっぱいのまちづくり推進協議会会長賞」の受賞となりました。
西亀有4-1-1・一之台中学校 bloom flowers

半田小学校学校地域応援団花壇
半田小学校学校地域応援団は、第1回からエントリーされております。第1回・第4回・第6回には「優秀賞」、第3回には「かつしか花いっぱいのまちづくり推進協議会会長賞」を受賞。今回は第6回目以来のエントリーとなり、4度目の「優秀賞」に輝きました。
約14年前に活動がスタートし、メンバーの皆さんは週1~2回程度の活動頻度で楽しく活動されています。花壇テーマは「心が癒される優しい花壇」として仕上げられました。学校周辺の保育園や老人ホーム、地域の皆様の心が癒される優しい花壇となっております
審査員からは、「ペチュニアのピンク色と白色が広がっている圧巻の花壇」という意見がありました。
評価点は、「地域との調和」が高得点で、「優秀賞」を受賞されました。
東金町5-16-1・半田小学校学校地域応援団

せせらぎ通り沿い花壇
細田3丁目花をいっぱいにする会は、第4回からエントリーされており、第8回に「優秀賞」を受賞。今回2回連続で「優秀賞」に輝きました。
細田3丁目花をいっぱいにする会は、10~90代の方が活動を行っており、せせらぎ通りに沿った5か所の花壇を管理しています、
今回は花壇が立体的に見えるよう花の高さに気を配り、高さと色のコントラストにより「HOSODA」という花文字を表現されていました。
審査員からは、「広い範囲でそれぞれの花壇に工夫がされており、美しい」などの意見がありました。
評価点は、特に「周辺の景色と調和している」が高得点で、「優秀賞」の受賞となりました。
細田3-9から3-28まで・細田3丁目花をいっぱいにする会

花言葉の小径
千紫万紅は今回が初エントリーで「優秀賞」を受賞されました。
花壇がある場所はイチョウ並木に囲まれ、近くには介護施設や公園があり、散歩する方々の憩いの場になっています。花壇名は「花言葉の小径」で花をただ鑑賞するだけではなく、花言葉の意味を知る楽しさを伝えています。周りの風景に馴染むよう竹で四つ目垣を立てています。花言葉を掲示している看板も手づくりで製作されています。
花壇テーマは「お花畑に彩を~夏から秋へ~」として仕上げられました。
配色は3色にまとめ、紫色のセンニチコウと黄色のマリーゴールド、カリロファスの反対色で強調し、中間色のアンゲロニアを植えることで周辺と馴染むようにまとめました。
審査員からは、「花言葉も知ることが出来て、公園ととてもマッチしている花壇」などの意見がありました。
評価点は、特に「周辺の景色と調和している」が高得点で、「優秀賞」の受賞となりました。
西亀有1-10-1 西亀有せせらぎ公園内バラ園・千紫万紅

堀切東緑花の会花壇
堀切東緑花の会は、第2回からエントリーされており、第2回に「奨励賞(優秀賞)」、第4回に「特別賞」を受賞されました。今回2回目の「優秀賞」に輝きました。
花壇は日当たりの良い場所にあり、四季折々の花で通行人の方々に楽しんでいただいています。
今回の花壇デザインは地域の皆様からも大変評判が良かったそうです。審査員からは、「虹のようなデザインが素晴らしい」などの意見がありました。
評価点は、特に「周辺の景色と調和している」及び「健全な生育状態が保たれている」が高得点で、「優秀賞」を受賞されました。
堀切2-65先・堀切東緑花の会

あおぞら水元保育園(あおぞらっこ)花壇
あおぞら水元保育園(あおぞらっこ)は、第8回からエントリーされており、今回、2回連続で「優秀賞」に輝きました。
週6日程度活動をしており、保育園周辺の環境美化と草花の成長を園児と共に楽しみながら地域の皆様にも喜んで笑顔になってもらえるよう日々活動されております。
今回の花壇テーマを「夏」として涼しげなイメージで青と白系の花で仕上げられました。
審査員からは、「保育園周辺の広範囲に花壇やプランターがあり、どれも綺麗に手入れされている」などの意見がありました。
評価点は、特に「周辺の景色と調和している」が高得点で、「優秀賞」を受賞されました。
水元1-12-14・あおぞら水元保育園(あおぞらっこ)

親児の花壇
東綾瀬小学校親児の会は、今回が初めてのエントリーで、「特別賞」に輝きました。
東綾瀬小学校の児童と保護者で管理されている花壇になります。特徴は花壇に対して意見を募るお手紙ポストと掲示板になります。子どもたちやご近所の方から「お花がきれい」「通学が楽しみ」といった喜びの声がたくさん届いています。
審査員からは、「花壇の綺麗さはもちろん、ポストと掲示板のアイディアが素晴らしい」といった意見が寄せられ、「特別賞」を受賞されました。
堀切6-21-1・東綾瀬小学校親児の会

フィオキュリガーデン
東金町中学校環境委員会with学校地域応援団は、第4回からエントリーされております。第6回、第7回、第8回に優秀賞を受賞され、今回初めて「特別賞」を受賞されました。
中学校の生徒さんと地域のボランティアの交流を図り、年3回の協働作業と週1回の花壇活動をおこなっていらっしゃいます。
花壇のデザインテーマを「笑顔の源~フラワーガーデン~」として、校舎と農園付近の広範囲で花壇が作られており、地域としての安心・安全で、生徒さんの憩いの場としての役割を果たすデザインとなっております。
審査員からは、「広範囲で管理が大変そうな箇所にもしっかり花が咲いている」といった意見が寄せられ、「特別賞」を受賞されました。
東金町5-3-1・東金町中学校環境委員会with学校地域応援団

奥戸4丁目あおぞら公園
あおぞら公園フラワー友の会は、第8回からのエントリーで、2回連続で「特別賞」に輝きました。
花壇のテーマを「地域の希望の花園」として、花壇がなく、子どもたちの姿がなかった公園に彩りを出し、地域の憩いの花壇となっています
花壇の外が木枠を設置され、鑑賞しやすく、まとまりのあるデザインとなっております。
審査員からは、「荒れていた公園を美しくするために活動を始め、地域の憩いの場となっている」といった意見が寄せられ、「特別賞」を受賞されました。
奥戸 4-20-4・あおぞら公園フラワー友の会
エントリー花壇一覧
NO | 団体名 | 花壇の名称 | 所在地 | |
---|---|---|---|---|
1 | ときわ花俱楽部with柴原小4年生 | レインボー花壇 | 金町1-23-7 | |
2 | 立石駅通り商店会 | 立石駅前花壇 | 立石4-25 周辺 | |
3 | 一之台中学校 bloom flowers | フラワーロード一之台 | 西亀有4-1-1 | |
4 | 奥戸4丁目あおぞら公園フラワー友の会 | 奥戸4丁目あおぞら公園 | 奥戸 4-20-4 | |
5 | 堀切東緑花の会 | 堀切東緑花の会花壇 | 堀切2-65先 | |
6 | 東綾瀬小学校 親児の会 | 親児の花壇 | 堀切6-21-1 | |
7 | 東新小岩2丁目花小道同好会 | 東新小岩2-21花壇 | 東新小岩2-21 緑道 | |
8 | 細田3丁目花をいっぱいにする会 | せせらぎ通り沿い花壇 | 細田3-9から3-28まで | |
9 | あおぞら水元保育園(あおぞらっこ) | あおぞら水元保育園(あおぞらっこ)花壇 | 水元1-12-14 | |
10 | 半田小学校学校地域応援団 | 半田小学校学校地域応援団花壇 | 東金町5-16-1 | |
11 | 小松キッズガーデン | 小松キッズガーデン | 新小岩2-14-9 | |
12 | 区役所いこいのガーデンクラブ | 区役所バス停前花壇 | 立石5-13-1 | |
13 | 東金町中学校環境委員会with学校地域応援団 | フィオキュリガーデン | 東金町5-3-1 | |
14 | 柴又植栽事業推進協議会(新柴又駅北口広場) | 新柴又駅北口広場 | 柴又5-8先 | |
15 | 柴又植栽事業推進協議会(フロリズ花壇) | フロリズ花壇 | 柴又4-31 | |
16 | 千紫万紅 | 花言葉の小径 | 西亀有1-10-1 西亀有せせらぎ公園内バラ園 | |
17 | 原田小学校学校地域応援団花植班 | 原田小学校学校地域応援団花植班花壇 | 東金町2-16-1 | |
18 | 東京都立農産高等学校園芸デザイン科有志団体 | 東京都立農産高等学校正門花壇 | 西亀有1-28-1 | |
19 | スワンガーデン | スワンガーデン | 白鳥4-6-1白鳥スカイマンション |